《カッパドキア旅行》の基本

カッパドキアを巡る~人気の観光地

2017年12月26日 10時10分


●ギョレメ国立公園とカッパドキアの岩石遺跡群
「ギョレメ国立公園とカッパドキアの岩石遺跡群」は、1985年に複合遺産(世界遺産)に登録された
カッパドキアの人気観光地です。
自然環境が作り出した”きのこの形”をした「奇岩群」は自然の脅威を感じるとともに、
これまで見たことがない不思議な景観を目の当たりにする
ことでしょう。
ギョレメの町は奇岩群を掘って造られた一般住居や洞窟ホテル、ブティックホテルが並び、
ライトアップされた姿は昼間とはまた違った幻想的な光景が広がっています。
 
●ギョレメ野外博物館
ギョレメ国立公園からすぐのところには、「ギョレメ野外博物館(Goreme Acik Hava Muzesi)」があります。
ギョレメ野外博物館の見どころは、9世紀頃にカッパドキアに住んでいたキリスト教徒が、
イスラム教徒の圧迫から逃れるために岩窟を掘って造った教会と飾られた”フレスコ画”です。
洞窟の中に造られた教会であったため、現在でもフレスコ画などの装飾がきれいに残されており、
その美しさと芸術の高さは必見です。
 
《ビジネスアワー》
開館時間は8:00-19:00、冬は8:00-17:00です。休館日はありません。
 
●カイマクルの地下都市
「カイマクルの地下都市(Kaimakli Underground Cities)」は、キリスト教徒がアラブ人の迫害を逃れるために
住んでいたとされる地下8階に及ぶ地下都市
です。
地下にはそれぞれが小さなトンネルで繋がっている寝室や台所、礼拝堂や学校、通気口、井戸などがあります。
カッパドキアに地下都市がいくつも残されていますが、
中でも最大の規模とされるのがカイマクルの地下都市です。
 
《ビジネスアワー》
開館時間は8:00-19:00、冬は8:00-17:00です。休館日はありません。
 
●熱気球ツアー(バルーンツアー) 
カッパドキアの大人気アクティビティ、それが「熱気球ツアー」です。
カッパドキアの広大な地形や岩石遺跡群の全貌を、気球に乗って眺めることができるツアーです。
日の出が拝めるように早朝から出発するツアーが多く、気球の上では軽食を食べることもできます。
高い所が苦手な人もいるため、通常旅行会社ではオプションツアーとして希望する人だけが
参加できるようにしています。
カッパドキアでは熱気球があちこちに飛んでいるため、地上からでもカラフルで
美しい気球が浮かぶ光景を眺めることができます。

 
《ビジネスアワー》
熱気球ツアーに申し込んだ場合の例:ホテルへのお迎えが午前4時~6時頃で、
その時期の日の出に合わせて時間を設定します。フライトに掛かる所要時間は約1時間です。
ツアーのベストシーズンは夏期であり、冬期は天候によりツアーが中止になることがあります。
 
●ウフララ渓谷
「ウフララ渓谷(Ihlara Vadisi)」は、カッパドキアにある”渓谷”で周りを1時間から2時間かけて
ハイキングするツアーが人気のスポットです。
白が基調であるカッパドキア岩石遺跡群などのイメージとは異なり、ウフララ渓谷には緑が多く茂っており、
ゆっくり歩きながら自然の心地よさを感じることができます。
全長約12km、高さ約100mの渓谷には、アラブ人の迫害から逃れてきたキリスト教徒が住んでいた住居や教会が多く残されています。
 
●ウチヒサール
トルコ語で”尖った砦”という意味をもつ「ウチヒサール(Uçhisar)」は、
カッパドキア地方の最も高いところにある村
です。
敵の侵入を防ぐために三つの尖塔に建てられた要塞があり、その要塞を囲むようにして住居がたくさん並んでいます。
ウチヒサールの岩には無数の穴が空いていますが、その昔住居として住んでいた人々が、
葡萄畑の肥料にするために鳩の糞を集めていたことから「鳩の家」と呼ばれています。
 
●デヴレント渓谷
カッパドキアのラクダ岩と呼ばれる奇岩があるスポットこそが、標高1,200mの高原地帯にある
「デヴレント渓谷(Devrent Valley)」
です。
とても繊細な凝灰岩でできたデヴレント渓谷は、雨や風による浸食で奇妙な形の奇岩が多く見られます。
中でも有名なのがラクダの形をした奇岩で、観光で訪れた人の写真撮影スポットにもなっています。